
こんにちは東ゼロです(・ω・)ノ
セガのドリームキャストから発売されていた
アトラスの挑戦作、デスピリア (deSPIRIA)
という作品をご存じでしょうか。
デスピリア (deSPIRIA)とは?
2000年にセガのドリームキャストで発売された
アトラスのRPGでごくごく一部に
カルト的な人気のある名作です。
主人公(アルーア)
真女神転生シリーズなど比較的ダークで濃厚な作品を
世に多く送り届けているアトラスではありますが、
後にも先にもここまで『特濃』な作品は
本作が最初で最後でしたね。
世界観が凄い!
公式サイトがインデックス社倒産の際に消滅しているので、
Amazonのサイトから引用。
独特な世界観を持つ、アトラスのアドベンチャーゲーム調RPG.
一度死滅した人類だが、「教会」の力で再び文明の灯を取り戻した。
主人公アルーアは、そんな「教会」に敵対する者を闇に葬る暗殺者。
マインドと呼ばれる、精神が生み出す強い力を用い、対象の心を壊す。
その日も、アルーアは暗殺対象を追って列車に乗るが、
その列車が事故を起こす。 そして、事故現場には、心を持った
殺人アンドロイドが出現。 いつもの暗殺任務に過ぎなかったはずが、
何か得体の知れない事件へと巻き込まれて行く……
設定が凄い!
主人公は『協会』という組織に属する暗殺者。サイコメトラー
エイジのように、相手の心を読むことが出来るのが特技で、
基本的にはこの『マインドダイブ』の力を使って、
事件を追っていくのが本作の流れとなります。
マインドダイブイメージ①
マインドダイブイメージ②
装備の設定が凄い!
防具:
こんな感じの寄生虫を鼻から脳内から脳に植え付ける
武器:
脳に変な針をぶっさす
装備を装着したと時の効果音も凄くてなんか
『ズリュ』っていう妙な音がします笑。
ただ、武器・防具の効果値はインフレもなく
バランスがとれていて、さすがはRPGの
大御所アトラスの作品だなと感じました。
王道なゲームシステムが凄い!
女神転生3のように、2体の仲魔を召喚してバトルを行うシステム。
属性は愛、死、怨の3すくみ+絶(無属性)といったように、
システム的にはアトラスのRPGの王道を行く感じです。
3すくみ+α(火属性/水属性/雷属性/無属性のような感じ)
バトルシステム(女神転生とほとんど同じ)
登場人物が凄い!
見た目のインパクト通りの濃いキャラクター。
完全に狂っているわけではなくて、話しかけると
意外に普通に話が通じたり、茶目っ気のある魅力的な
キャラクターが多いのがとても良い。
完全に狂ってたらゲームとして破綻しちゃうから当然ですが(;^ω^)
舞台が大阪の新世界だから会話のベースが関西弁という
こともあって、微妙に言葉の表現がマイルドになってる
感はあります。
本編キャラクター
まとめ
ゲームのクリエイターさんが本当に楽しんで作ったなと感じる本作。
愛をもって作られているので、ゲームシステムやバランスの
部分での破綻がありません。
無駄なレベル上げに時間をかけなくても、基本的にストーリーを
追うだけで適度な緊張感を持ったボス戦に挑むことができます。
ダンジョンもペルソナ1のような無駄にクソ長いダンジョンはなく、
思いのほかサクサク進むので快適でした。
個性と勢いだけの一発屋のゲームとは違い、RPGの豊富な実績と
ノウハウのあるアトラスが本当に楽しんで作ったであろう
挑戦作として、多くの方にプレイしていただきたい作品です。
こういう多少は尖った表現の作品で売り上げが確保できない市場では、
映画のように表現が成熟していかないのではと思います。
こういった優れた作品の遺伝子は残って欲しいなと思っております。