そして、僕は東京に戻った。

ちょっとした遠出の小旅行を体験して、

少しは大きくなった感じだ。

 

季節も夏の終わりにさしかかり、

少し肌寒さを覚える位になった。

 

 

千早さんとも、あれから何度かメールのやり取りをしてるし、

たまに、東京でデートなんかもしてる。

 

千早さんに偽名を使ってた事を白状したら、

さすがに怒られてしまったけどね。

まぁ、それ以外はそれなりに上手くやってるつもり。

 

引き篭もっていた肇も、とうとう観念したのか

親と姉の説得に応じて、近場の情報系の

専門学校に通い始めたようだ。

 

たまに連絡する限りは引き篭もってたせいも有って、

なかなか外の世界に適応するのは大変だとか、

愚痴っていたが、まぁ肇の事だから何とかするだろう。

 

そうだ、何事もなくこの世界は回っている。

 

– panning shot from a pedestrian deck

 

相変わらず退屈な授業のための学校の往復。

そもそも僕が熱心に通わなくたって、テスト前に講義ノート

 

(という講義の板書をまとめた製本済みのノートが有るのだ:1冊/1000円)

を近くの怪しげな製本屋に買いにいって、読めば十分なのだ。

 

だけど律儀に出席するのは、僕が根が真面目ってことかね?

 

退屈な毎日だけど、まぁ、強いて楽しいことと言えば

休日のデートくらいのものだ。

 

肇も最近元気なようだし、正月に実家に帰った

時にでも挨拶しにいくかな。

 

さてさて、今日は学食で何を食べようか。