2005 7/21

second day

 

僕は薄暗い部屋で目を覚ました。

 

僕の部屋は夜以外のときはカーテンに覆われ、薄ぼんやりとしている。

 

何故かって?人に覗かれるのが嫌だってのがその主な理由だけど、

他にも理由があるんだ。

 

 

それに、カーテンで覆われてるからって全く日が差さない訳ではないんだ。

だから、僕は日光に浴びたらいけないというタイプの病気でも無い。

 

日差しが強い時で無ければ、厚いカーテンではなくて薄いレースのカーテンにしている。

だけど基本的には部屋は常に薄暗い感じになっている。

 

 

昨日はどこまで話したっけ?確か僕の自己紹介だったよね。

じゃあ今度は僕の昔あった出来事について話そうかな。

あれは、ちょうど今から5年前の夏の事だった。

 

 

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強い西日で目を覚ました、俺は学校に通う時は親友のKを誘ってから行くことにしている。

Kの学校は公立の工業高校で治安が悪いことで有名だ。

 

本人は実際はそんなに酷いとこではないし、慣れればなんてことないよとか言っているけど、

たまに彼から聞く話から判断する限りは、とてもまともな学校だとは思えない。

俺のとこの学校もろくでもないとこだけど、まだ共学なだけましかも知れない。

 

 

Kと俺とは小学校の時からの友人で、Kは俺と違って比較的内向的な性格だった。

Kの趣味は本を読むことや音楽を聴くことで、

だいたいが一人で楽しめるような性格のものが多かった。

 

彼の中での比較的外交的な趣味と言えば、探検であった。

探検といったっても本格的な物では無くて、

近場で人の寄り付かないような所を自転車で探したり、

電車で出かけたりするくらいのものだった。

 

ある日学校に行く道の途中でKが僕にこう切り出した。

 

「今度の日曜日に電車でどこかに行かないか?」

 

Kの顔は笑っていたものの、Kの目つきは決して冗談を

言っている感じではなかった。

 

長い付き合いだけどKの方から俺を誘うなんて珍しい

事だから少し考えた後に「分かった」と答えた。

 

 

「ところでどこに行くつもりだ?」俺は言った。

 

「多分君の知っているとこだと思う」彼は答えた。

 

「どこかな?」興味なさそうに俺は答えた。

 

「とりあえず山だから、ちょっと準備した方がいいと思うよ。

 

まぁそんなに大荷物にする必要は無いけれども」彼はにっこりと微笑んでこういった。

 

「分かった、じゃあ日曜の9時にお前の家にいく」俺はそう答えた。

 

 

日曜の朝はいやというほど暑い日だった。

朝の9時にKの家に迎えにいくとKは既に準備を終え、玄関の前で待っていた。

強い日差しの中を二人は黙々と歩いた、太陽の日が二人の影を地面に深く焼き付けていた。

 

 

無言のまま駅についた。

太陽の光で逆光になった駅は深い影を落としていた。

Kは何か決意を固めた様にこう切り出した

「では、あの2番ホームの電車に乗ろう」

 

 

 

こくりと頷いた。