文章表現を2017年10月4日に大幅改訂しました。

もし読みづらい点などございましたらご指摘をお願い致します。<(_ _)>

 

東ゼロは三度目の殺人…二度目を観に行きましたよ!

というか一回目では、分らんことばかりで二度目にして

やっと物語の構造を理解できた感じです(;´・ω・)

 

以下ネタバレ前提に書くので、まだ観ていない方は
ブラウザバックでお願いします。(m´・ω・`)m

 

《サマリー版考察》

1.犯人は三隅、咲江の共同殺人
2.殺人の動機は咲江の父親からの性的暴行に対する裁きを与えるため
3.咲江は三隅と咲江の母親との間に産まれた血の繋がりのある娘
4.三隅の1度目の殺人は三隅が誰かを庇っての冤罪、または忖度しての殺害
5.殺された5羽のカナリアの暗喩(メタファー)は咲江父母、自分、30年前の借金取り
6.本作の背景としてキリスト教的な価値観が背景となっている
7.三隅の人物像。三隅は相手の気持ちを忖度し過ぎる傾向があるが、冷酷な殺人鬼ではない

 

以下に根拠を記した詳細版を書きます( `ー´)ノ

ズバリ!東ゼロ的犯人予想はじめます!

 

1.犯人は三隅、咲江の共同殺人

 

根拠1:重盛が証言したように、解雇された側の不満を持っているであろう

三隅の呼びだしに咲江の父がすんなり応じるとは考えられない

 

根拠2:タクシーの中で、あえてガソリンの臭いの染みついた財布を

    取り出す三隅の不可解な行動⇒自分だけが犯人になるように

した逆アリバイ作りのため。

 

根拠3:三隅が元裁判官に宛てた葉書に描かれた三隅と咲江が

片手ずつはいた赤い手袋が共犯のメタファーとなっている。

 

 

2.殺人の動機は咲江の父親に対して裁きを下すため

 

根拠1:咲江は14歳の頃から父親に暴行を受けており、

    それを三隅も理解していたという咲江からの証言

 

根拠2:三隅の家に女子高生(咲江)が頻繁に遊びに来ていたという、

三隅の大家さんからのの証言

3.咲江は三隅と咲江の母親との間に産まれた血の繋がりのある三隅の娘である

 

根拠1:三隅の娘は先天性の足の障害があったという情報があり、

咲江の足の障害は、三隅の側の遺伝が影響したものと思われる。

    ※一例ではあるが、色弱は女性にも遺伝としては引き継がれるが、

    女性には発症しないがその遺伝子は次代の子には引き継がれる。

    そのため、色弱の因子をもった親から産まれた男児は色弱になる

    可能性が高い。

 

根拠2:咲江の足の障害についての、本人と周囲の認識の違い咲江は弁護士の

重盛に対して『足は工場現場から飛び降りたせい』と反論した。

このことについては二つの解釈が可能である。

 

可能性1:産まれつきの遺伝的障害だと思われると、三隅との接点を疑われるため

可能性2:咲江の母親の側が、浮気で産まれた子と悟られないために、

    咲江に誤った情報を与え、信じ込ませていた。

 

 

4.三隅の1度目の殺人は三隅が誰かを庇っての冤罪、または忖度殺人

 

根拠1:咲江の最後の『あの人が言っていたことは本当だった、ここでは

    誰も本当を話さない⇒30年前の1度目の殺人の裁判の時に三隅が

いやと言うほど感じたことだったのだと思う。

 

根拠2:30年前の留萌(るもい)は貧しい炭鉱の町。そして、三隅が殺害した

    相手は借金取り。このことから、殺害した相手が留萌の貧しい

人たちを食いものにしていたため、町民の気持ちを忖度して裁いた可能性がある。

5.殺された5羽のカナリアは何のメタファーか

 

1羽目:娘に対して性的な暴行を行った咲江の父親

2羽目:見て見ぬふりをした咲江の母親

3羽目:30年前の1度目の殺人をした相手(借金取り2人)

4羽目:三隅(自分自身

逃がした5羽目:咲江

6.本作の背景としてキリスト教的な価値観が背景となっている

 

根拠1:咲江の父の焼殺(キリスト教的には火葬は最大の罰)

 

根拠2:咲江の父の焼死体の跡が十字(燃やす前にキチンと手足揃えない

と地面の焼け跡が綺麗な十字にはなることはない)

 

根拠3:咲江が訪れたパン屋『丸十ベーカリー』の『十』は十字架のメタファー

 

根拠4:5羽のカナリヤのお墓(お墓の石が十字になっている)

 

根拠5:重盛の咲江と三隅の雪合戦シーン(三隅と、咲江が十字

重盛は大の字で寝そべっている)

 

根拠6:エンディング手前のシーンの重盛が立つ十字路(十字架のイメージ)

7.三隅の人物像:相手の気持ちを忖度し過ぎる傾向があるが、冷酷なサイコパス殺人鬼ではない

 

根拠1:重盛が事前に許可を得ずに、三隅の実の娘に会いに行こうとしたことに

対しての激怒シーン。重盛が珍しく取り乱したシーン

恐らく、実の娘(劇中では未登場)にこれ以上迷惑をかけたくない、

傷つけたくないという三隅の本心かと思われる。このことから、

自分自身が周りの人間に迷惑をかけているということを強く

自覚しており、極力迷惑をかけたくないと思っていることが分かる。

 

根拠2:三隅の家の大家さんの証言によれば、三隅の家に女子高生(咲江)

が遊びにきた時には、楽しそうな笑い声が聞こえてきていたという

話があった。このことから、三隅は冗談やその場を盛り上げる程度の

    ユーモアを解す人物と思われる。

 

根拠3:相手の感情を理解しすぎてしまう性格。相手の気持ちを

理解しすぎてしまうため、その相手が心の中で求める

行動を察し、行動してしまう。

 

以上東ゼロの考察でした!ふぅー疲れた(=_=)

 

どんなに考えた推理でも、三隅には「それはいい話だ」の一言でと

一笑に付されてしまうかもしれませんが(;^_^A

そこも含めて素晴らしい作品でしたね!

 

公式リンクはこちら:http://gaga.ne.jp/sandome/